使い方と人気のおすすめ7商品をご紹介します。
切り花延命剤・切り花栄養剤とは?
切り花を長持ちさせるための必需品が、切り花延命剤です。
切り花栄養剤、フラワーフードと呼ばれたりもします。
お花屋さん・フラワーショップで切り花を買うと小分けパックを付けてくれたりしますよね。
水と一緒に花瓶に入れるだけで、切り花をイキイキ長持ちさせてくれる有難いアイテムです。
入れるか入れないかだけで、お花の寿命、花びらの色・ツヤ、ハリはかなり違ってきます。
成分
切り花延命剤には、次の2つのための成分が含まれています。
栄養素の補給
お花は、切り花にした瞬間、栄養素の補給ができなくなってしまいます。
花瓶の水からだけでは不足してしまう栄養素を補ってくれるのが、切り花延命剤です。
菌の繁殖を防ぐ
花瓶に入れた水は、時間がたつほど雑菌が繁殖してしまいます。
菌の繁殖・水の腐敗を防いでお花を守ってくれるのが、切り花延命剤です。
効果
栄養素の補給、菌の繁殖を防ぐ成分が入っているので、次のような効果があります。
- 切り花を長持ちさせる
- 花をキレイに咲かせる(花の色・ハリをきれいに保つ)
- つぼみを咲かせる
使い方
使い方は簡単です。
- 花瓶に水と一緒に入れる
これだけです。
希釈(水に薄めて使う)タイプなので、水量に合わせて入れる量を調節します。
どのくらい入れればいいかは、パッケージの裏面に書いてあります。
大体、希釈率33倍~50倍くらいの商品が多いですかね。
例)希釈率50倍の場合、以下の分量で混ぜ合わせます。
水量 | 切り花延命剤の量 |
---|---|
100ml | 2ml |
300ml | 6ml |
500ml | 10ml |
厳密なものではないので、大体このくらいの分量になっていればという目安ですね。
洗濯の洗剤や、料理の調味料なんかのような緩やかな感じで使っていけばOKです。
水揚げをしっかりすると、より効果的
切り花をより長持ちさせるためには、水揚げと併用するのが効果的です。
水揚げは、茎から水をしっかり吸収できるようしてあげる処理のことです。
色々な方法がありますが、もっとも簡単で一般的なのが「水切り」です。
その名の通り、水中で茎の先を斜めにカットするという方法です。
切れ味の良いハサミ(生花用がオススメ)でスパッときれいに切るのがコツですね。
お花を活ける前に、水換えのタイミングで水揚げを行っておくと、切り花の持ちをより良くすることができますよ。
切り花延命剤・栄養剤のおすすめ7選
ではでは、切り花延命剤・切り花栄養剤・フラワーフードのおすすめ7商品をご紹介していきます。
花工場 切り花ロングライフ液
販売元 | 住友化学園芸株式会社 |
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主要成分 | 天然糖質・トレハロース、抗菌剤 |
容量 | 480ml |
希釈率 | 33倍 |
家庭園芸、ガーデニング向けの商品を取扱う、住友化学グループの住友化学園芸の切り花延命剤です。
水が減った場合は水を加えるだけでOKという手軽さが売りです。
フタの内側が計量カップになっています。
液が、金属製の花瓶、真鍮製剣山、大理石、御影石、コンクリートなどに付くと変色するおそれがあるのでご注意を。
美咲
販売元 | OATアグリオ株式会社 |
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主要成分 | 糖類、無機イオン、抗菌剤 |
容量 | 320ml |
希釈率 | 50倍 |
美咲シリーズは、生産者用、業務用、消費者用と、プロ向けから一般消費向けまで様々な商品が展開されています。
一般の消費者向けの切り花延命剤が、この美咲になります。
カップが半透明の計量カップになっています。
美咲は、ガラス、陶器、ステンレス、プラスチックの花瓶に使えます。
鉄製、銅製花器、ブリキバケツに使えませんのでご注意を。
HYPONeX (ハイポネックス)切花長もち液
販売元 | 株式会社ハイポネックス ジャパン |
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主要成分 | ショ糖、ミョウバン、界面活性剤 |
容量 | 320ml |
希釈率 | 50倍 |
ハイポネックスは園芸商品の有名メーカー。
鉢植え、地植え用のハイポネックス原液は有名ですよね。
切り花をイキイキ長持ちさせるために作られたのが、この切花長持ち液になります。
お花をより長持ちさせるためには、花瓶の水ごと定期的に交換するのがベターです。
キャップが計量カップになっています。
ガラス、陶器、ステンレス、プラスチックの花瓶に使えます。
レインボー 切り花延命剤
販売元 | レインボー薬品株式会社 |
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主要成分 | 糖類、防腐剤、pH調整剤、精製水 |
容量 | 480ml |
希釈率 | 33倍 |
雑草対策の除草剤(ネコソギ)などで有名な、住友化学グループのレインボー薬品の切り花延命剤です。
赤いキャップの他に、透明な計量カップが付いています。
金属製の花瓶には利用できません。
クリザール 切り花用フラワーフード
販売元 | クリザール・ジャパン株式会社 |
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主要成分 | 糖類、有機酸、抗菌剤 |
容量 | 250ml |
希釈率 | 50倍 |
オランダに本社を置くクリザール社の切り花延命剤です。
クリザールは生産者向け、流通・フラワーショップ向け、アレンジメント向け、家庭向けに、様々な商品を展開しているヨーロッパで人気の切り花栄養剤メーカーです。
キャップの上側が計量カップになっているのが特徴ですね。
金属製(ステンレス以外)の花瓶には使えません。
イキイキ切花延命剤
販売元 | アース製薬株式会社 |
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主要成分 | 水、糖類、抗菌剤、金属イオン |
容量 | 230ml |
希釈率 | 40倍 |
アース製薬の切り花延命剤です。
ノスタルジーを感じるレトロなパッケージが特徴。
水が濁った場合は、花瓶を洗って新しい液に入れ替えます。
内蓋が計量カップになっています。
アルミ製の花瓶には使えません。
キープ・フラワー
販売元 | フジ日本精糖 株式会社 |
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主要成分 | 糖類、有機酸、有機酸塩、防腐剤 |
容量 | 200ml、500ml |
希釈率 | 50倍 |
キープフラワーは、切り花延命剤のロングセラー商品です。
切花を買った時、フラワーショップからキープフラワーの小分けパックを頂くことも多いです。
今話題のお花のサブスク(bloomeeやHitohana)でも、このキープフラワーの小袋が付いてきます。
つぼみを咲かせたい時は、希釈40倍、バラやカーネーションは希釈30倍。
お花によって希釈具合をかえて使います。
水が濁ってきたら新しい液に取り換えましょう。
フタが計量カップになっています。
鉄製・ブリキの花瓶には使えません(ステンレス・真鍮には使用可)。
まとめ
切り花延命剤・切り花栄養剤を使うだけで、切り花の持ちは全然違います。
どの商品を使っても、お花はイキイキと長持ちします。
正直なところ、商品による違いはあまり感じません。
パッケージデザインやお値段などからお好きなものを選べば大丈夫です。
大切なのは、切り花延命剤を使うか否かですね。
そこで大きな違いが出てきます。
切り花延命剤は安価なので、花瓶(フラワーベース)にお花を飾るときには、必ず使っていきたいアイテムですね。
美しくおしゃれな花のある暮らしは、気分を明るくしてくれます。
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